ふくしま便り

2011.08.26

フクシマからの手紙 (市川恵子 著/本の泉社)

-3・11後の日本に生きるすべての人々へ-

33742825fukushima.jpg<まえがきより> もう忘れてしまうのですか  なかったことにしようというのですか  原発事故はまだ終わっていません  空も、海も、風も、  福島からあなたのところへ、つながっています

市川恵子さんの書かれた、最初の言葉です。
<まえがき>より
  もう忘れてしまうのですか
  なかったことにしようというのですか
  原発事故はまだ終わっていません
  空も、海も、風も、
  福島からあなたのところへ、つながっています

 福島県の人は、何も悪いことはしていないのです。
余りよく分からないままに、原子力発電所が建ち、安全で安心だと思い込まされ、3.11の震災後の事故に遭遇しました。帰るところも無く故郷を追われた人々、目の前で家や、家族、学校、友達が津波にのみ込まれるのを見なければならなかった子ども達。


被災地以外での、東京電力原発事故のニュースは、日ごとに少なくなっていると聞きます。直接自分たちに関係の無いことは、早く忘れてしまいたいものですが、もう今の段階では、どこに住んでいようと、自分たちに関係がないとは言っていられない状況です。

P1050582.jpg 著者が言われるように「もう忘れてしまうのですか」・・・。どうか、忘れないでください。東電原発事故は収束するどころが、今も空気も海も土地も汚染され続けているのです。
 著者は今から14年前、東京から福島県・川内村に家族で移住して来ました。3年前にカフェ・ダノニーを開店させ軌道に乗り始め、これから!というとき震災に遭うのです。
 目の前でお店が土砂に押し潰されるのを見て、悲鳴とか、声も出なかったと書いています。余りにも大きな災害に遭うと、本当にそうなのですね...。この本は福島県の人のみならず、全国の人に読んでいただきたいと紹介しました。
 被災地の人は、それでもなお前に向いて歩こうとしています。可愛そうな人と同情する前に、この人たちも皆さんと同じように普通に生きていく権利があるのです。 (管理人)
 


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