ふくしま便り

2011.11.16

輪島に学ぶ 矢吹町商店街の復興

矢吹町職員の方々と、輪島の視察に行ってきました

P1060225.JPGこの度、福島県・矢吹町商店街復旧と復興のために、11月10日~12日まで石川県輪島市の視察に行ってきました。
3.11の震災で矢吹町商店街も建物が壊滅的な被害を被り、その復興が急がれています。そこで如何に商店街を甦らせ、活気ある町を取り戻すか、町民一体となった矢吹町の復興を目指すべく、そのための計画づくりが今 進められています。
輪島といえば、一番に輪島塗、朝市が浮かびますが、もう一つ 写真にあるように中心市街地の町並みが素晴らしいのです!! 



P1060235.JPG町の交差点角にある酒販店です。昔 造り酒屋さんだったようで、当時の雰囲気を残していますよね。輪島市民からは、この交差点の名前が、酒屋さんの名前で呼ばれているというほど親しまれているようです。
景観を保つためには、銀行や消防署の協力もあったようで、違和感なく町並みに納まっていました。格子戸の中の赤い消防自動車を見たときは、本当に驚きましたが、銀行も道路に面した看板を目にしなければ、そこが銀行だとはちょっと分からないくらいの建物です。銀行の看板の色も問題があったようですが、ロゴマークですものね・・・ちゃんとそのままでしたよ。 
ここまで徹底してできたのは、「輪風・まちづくり協定書」が重要な役割を担っていました。
協定書の中には 「遵守」 「尊重」 「参考」 の欄があり、例えば 「1mのセットバック」は、 「遵守」 の欄に ● 印が付いています。


つまり、建物は歩行者の空間を広げるため、必ず道路から1m後退して建てましょうを遵守しなければならないのです。 隣どうしの工夫は 「尊重」 に● 印が付き、隣どうしの建物はお互いに25cmずつ空けて、最低50cmは確保しましょう、というものです。ここまで考えてもらえば、住民も進んで協力するのではないでしょうか。 素晴らしい! の一言です。

P1060259.JPG「協定の目的と性格」に最初に書いてある言葉、『 まちづくり協定は単に統一した町並みに揃えるための規制ではありません。建物の立替を通じて、住みやすく、個性と活気ある町づくりを目指すために、住民全員が参加意識を持って「輪島らしさ」を考え実現していくことを目的にしています 』 とありました。
最後に最も感動したのは、この事業の完成を見るまでの経過が、写真入りで実に丹念にそのノウハウを記録に残されたことです。素晴らしい町づくりの教科書として、ありがたく頂戴してまいりました。


 

輪島を、町づくりの参考にしようと視察にこられた方々は、本当に助かりますね~。
ところで左の写真にあるように、輪島に到着した日の夜には、前日に視察予告の記事として北国新聞に掲載されたものを宿までお持ち頂きました。配慮の行き届いたお客様のもてなしまで、教わってきた次第です。 輪島の皆さん、本当にありがとうございました!!

P1060229.JPG*平成13年3月31日まで、能登鉄道が運行されていました。現在は廃線ですが、終点が輪島駅だったのです。 じっくり案内看板をご覧ください。 終点なら、普通は右側が空白ですが、何と「シベリア」と書いてあります。昔からですょ!! 当時空白にしていたところ、学生さんの悪戯でしょうか、そこに「シベリア」「ウラジオストック」と落書きがしてあったのを、駅長さんの配慮で、そのまま「シベリア」と残してくださったとか。 いいお話ですね!! このユーモアのセンス、優しさがあふれていて、これぞ輪島人気質だと思いました。     (管理人)

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